good morning マヤ暦
あけましておめでとうございます。
今年もむさ苦しい顔面をよろしくお願いします。
年末はイブの「love is...」「スレイバーズと芋」←しかしグッドネーミング
に始まり、izumiからのマットエドワーズ@JB's突撃、
シン黒スギルニシティときて、AKB(sugarville)招集のゴルチャ忘年会からの
timmy regisford@JB's空けてアーバンクア、コンパルで着地すると大晦日というパーティっぷりでした。
丸二日くらい遊び続けた日が二回あったこともあって、dominaカウントダウンで
2012開幕直後にダウン→元旦休業でした。
名古屋から世界に発信する844レーベルのレーベルオーナーからの
モーニングスパムメールが飛び交ってました。
思えば去年は同世代というか同い年の友達がすげえ増えた。
また去年のGWみたいに85年会やりたいなと、アーバンクアの
屋上で湯船に浸かり、オール空けにはちと辛い空を眺めながら思ったもの。
空けて、1/2から活動開始し、早速アーバンライナー駆使して
辿り着いた難波ロケッツでのtheo parrish
到着した瞬間、元アヴァンギャルドコスモエレクトロ野郎で
現TOKYOエリートサラリーマンで東京グルメ研究家のGINGA氏に遭遇。
からの年末のizumiに出演してもらった滋賀の奇才AFR君が
これまた恐るべきヤングジェネレーションであるlithkeちゃんと一緒にいて、
面白いところには面白い人が集まるなあなんて一捻りもないことを思っていると、
名古屋からTAKEさんやmioさんiqqqくんも現れたと思いきや、
TAKEさんと話をしていたのが明石のb-boyで昔和食屋で働いているのに
天婦羅を揚げることに怯えていたマンジ太郎のマイメン長谷川だったり、
AFRが後ろから「すいません(道を通して欲しそうに)」と声をかけられて
振り返ると声の主はtheoだったり、明け方寝起きで高木氏(for you)現れたり、
実に正月っぽいパーティだった。
theoのアイソさばき、特にYou've got to have Freedomのライブバージョンで見せたエモーショナルさは本当に鳥肌モノだったが、同じく名古屋から来ていた大阪出身のtoruくんにとっては不満だったようだ。
彼はお目当ての外タレパーティの日には耳が壊れないように耳栓をし、サウンドシステムの多くが箱の中心での鳴りを重視していることをしっていながらもブースの最前列をどれだけ人がパンパンだろうと確保し、ひたすら踊っては喉が渇けばビールを買ってまた踊るというアスリートのような遊び方をする男だ。
この日も本当に人が多かった。
もちろんtoru君のようにアスリートのような楽しみ方をする人、
熱狂的なtheo信者、人がたくさん集まるから新年の挨拶もかねて来た人、
ボーイミーツガールを目的にフロアの外で待機している人、それぞれ。
それぞれの楽しみ方で、楽しめるパーティは本当にいいことだと、
パーティをオーガナイズしていて思うのです。
まあ、人に迷惑はかけちゃ駄目だけどね。
よく集客が全てではないと言うけれども、それは半分あっていて半分
間違っていて、形はどうであれ、楽しみ方を持ってもらうことが前提
であるのだ。
それが最終的に音に辿り着き、フロアに引きつけた時にマジックやロマンスが
起きれば、それこそ理想である。
加えて、昨年末くらいから思っているのは、
海外のDJというのは日本のDJとは格が違うというか、
それは優劣の話というか、そもそも畑違いなのだと思う。
特に痛感したのが、peter van hoesenというベルギーのテクノDJ
(むちゃくちゃ大好き)で本国だと平気で12時間とか、パーティ
終わった後ラウンジで昼から8時間くらいDJしちゃうような
怪物くんの40歳なのだが、もはやスケールが違うというか例えるならば
メジャーリーグを見ているようなものなのです。
じゃあ国内のトップDJが日本シリーズで、DIYにインディペンデントな
活動しているアマチュアは高校野球と仮に例えたとして、「メジャーリーグと比べ
るとショボい」とかそういう話にはならない。
なぜなら、それぞれにそれぞれの良さがあるからこそ、現実にも固定のファンがいるということは完全にクラブミュージックの世界にも当てはまるなと。
うちの祖父はとにかく野球が好きで、プロ野球も甲子園にもよく通っていたらしいですが、イチローがメジャーにいって中継が増えた頃から日本の野球にはないダイナミズムに見せられて、メジャーリーグしかほぼ見なくなったのだが、その感覚にすごい近い。
野球そのものや、音楽そのものを純粋に追求していけば行くほど、
嗜好としてメジャーリーグに近づいていくのではなかろうか。
かたや高校野球を見ると、まあエラーはするし暴投はするし、
実力差というよりはその日のテンションで全てが決まるようなもの。
たまに怪物がいても、結局プロ入り、メジャー入りになってしまう。
ただ、その場その瞬間で生まれるドラマ性というのは、ローカル小箱の
ローカルパーティでしか体験できないマジックに近いものがある。
高校野球も主役は球児だけでなく、熱闘甲子園で語られるような
補欠部員やマネージャーなど付帯する人々の支えの上で成り立つように、
ローカルシーンにも同じような人間関係の上に成り立つものがある。
一方で閉鎖的な側面というのも、指摘としてあるのは間違いないし、
そこへの反論は、「ほっといてくれ」以外にないというのも、
悲しい現実なのかもしれない。
趣味嗜好は押し付けるものでも、争うものでもない。
だけど、お互い歩み寄りつつ、それぞれのよさを認め合うような関係であっても
いいなとは思うのです。不味かったら吐き出せばいい、未知の果物のように。
案外そこで思いがけないマジックが起きるかもしれないのだから。